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M子の、M子による、M子のためのブログ

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往復で10分ほど歩くと本屋さんに着き、本棚に並んだ本を選ぶのは作家の名前です。若い頃から馴染みのある、芥川龍之介、の「羅生門、蜘蛛の糸、杜子春、外十八編」この一冊に二十編も入ってるのはお得だと買う事にしました。動けなくなっても、座って本を読むことは出来ます。

昔から知られてる「蜘蛛の糸」をなぞるように読みました。お釈迦様が極楽の蓮池のふちを歩いてる時に、極楽の蓮池の下は地獄の底です。悪行三昧の一人の男に目が留まり、一度だけ蜘蛛を助けて居たので、糸を垂らしてやると必死で上る途中、下を見れば、罪人たちが何千となく血の池地獄から上って来るのを見て大声で「この糸はおれのものだ、おりろ」と言った途端に、糸がぷつりと断たれます。無慈悲で浅ましい男は再び地獄へ。

次は「杜子春」{とししゅん}元は金持ちの息子、杜子春は財産を使い果たし寝る所も無く、壁にもたれてると汚い老人が声を掛けて来て、夕日にできたお前の影の頭に当たる所を掘れば、黄金が埋まっている、と言われ掘ったら大金持ちになります。お金が有る間は大勢の人がやって来るけど、無くなれば寄り付く人はいません。

やがて貧乏になり壁にもたれてると、例のお爺さんが来て、今度は胸の影の所を掘れと言われ掘ったら大金持ちに、再び大勢の人が寄ってきました。散財した挙句の果てに文無しになり、壁の所に立ってると、今度はお腹の影を掘れ、若者は「お金は要らないから仙人の弟子にして下さい」お爺さん仙人は山に連れて行き、岩の上にいろ、魔物が出ても絶対に声をあげるなと言い残し出掛けます。

どんなに怖くても声出さなかった杜子春は、両親の顔をした痩せ馬が酷い仕打ちの後、半死の状態を見て馬の頸を両手で抱きはらはらと涙と共に「お母さん」と一声さけびました。鞭で打たれてる時に「心配しないで、私達はどうなっても良い、お前さえ幸せなら」の声が、畜生道におちた母の声だったのです。

自分の声に気付いた時、例の壁の所に佇んでいました。老人が言ったのは「もしお前が黙っていたら、おれは即座にお前の命を絶っていただろう」若者は、これからは人間らしい生き方をします。と言えば「おれが持っている家が有るので、そこで暮らすがいいと立ち去ったとか、未だ二編しか読んでいないけど、地獄、極楽と宗教染みた話のようです。

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家の中に居ると何もしないのに、外に出て行けばじっと立ってる訳にもいかず、足を交互に動かし進むしか無いのです。姉の所に郵便通帳を置き忘れ、通帳記入ができて居ないので、序に特別定額給付金が入って居るかなと郵便局に行きました。

未だ入って居ないようです。商売をしてる人と違い、私を含め年金受給者の殆どの人が、痛切に感じて居ないと思います。吉村大阪府知事の「給付金は絶対に貰って下さい。必要としない人は寄付してください」てなことを仰ってたのが耳に残り、要らないと思った人達は、その手が有ったかと受給手続きをした筈です。

今日もテレビで観た光景は、大金を掛けて飲食店を開業した途端にコロナで営業が出来ず、家賃が嵩み廃業する羽目に、新しい設備品は二束三文で売ることになった上に、家主との契約で元の形状に戻さなくてはならず大損をしてるのを見て、人生のどん底を見たような気がしました。

一歩外に出たら買い物しか頭になくて、スーパーで目にした「ヒレカツ巻き寿司」を初めて買い、美味しいと思い食べたのは今夜の食事です。今は気楽に暮らせているけど、人生山あり谷ありで、生きてりゃ色んな事に遭遇します。ただ棺桶の蓋が閉まる時に、恥ずかしくない生き方だったと思えれば良いのです。

四日ぶりに買い物に行きました。毎日軽い運動の為に歩くのが一番と言われても、身支度するのが面倒になり外に出て行くのが億劫で、家に居るのが大好きだからでしょう。此のところ太ももから指先まで痺れが生じ、歩き辛くなっています。

エントランスの郵便受けに旅行社のハガキが、小っちゃい字で営業時間の短縮と、新規旅行相談の場合のみ事前来店予約を実施しています。返金がまだで現金で入金してる客には、銀行振り込みをするので連絡して下さい。という内容です。それにしても字が細かく行間を取りすぎだろう、眼鏡だけでは読めません。

外国旅行はまだ駄目みたい、でも国内なら受け付けを開始されたようで明るいニュースです。生涯旅行には縁が無いと思って居た私を、入れ代わり立ち代わり数人の人が、国内のあちこちに連れまわってくれたのと、一人の孫のお陰で、夢に見ていた諸外国にも行くことが出来ました。もう思い残すことは無いです。

今回はコロナ騒ぎで旅行がキャンセルになり、私の足の具合も悪く、行くなってことだと諦めてます。ただ残念に思うのは、旅先の景色は孫にお任せでメモリーを入力してして貰えても、敢えて自分を写さなかったことです。年代別の写真を残して置くべきでした。その時が一番若いから、いまさら悔やんでも時を巻き戻すことは出来ません。

もう着ないだろうと、冬のキルティングコートとかフリースや春コートなどの洗濯をしました。普通ならクリーニング屋さんに出すでしょけど、なぜか信用が出来なくて、シーズンごとに自家で手洗いをしています。リーズナブルな価格で買った物だけに、手洗いで失敗しても諦めが付くからです。

一つ一つを片付けて行かなくてはと、頭の中で考えて居ても体が付いて来てくれなくなりました。私と共に子供達も高齢者の仲間入りをし、気安くお願いしにくくなっています。一緒に暮らして居れば孫の手を借りることも出来るでしょうが、近くに住んでいないので、若者に頼ることも儘ならずです。

出来るだけ誰にも頼りたくないと頑張ってはいるけれど、限界ってものが有ります。長年手つかずで気になってるのは、和室の押入れの天袋です。入れる所が有るから当座は使わない物を突っ込み、高い場所だけに見過ごすを繰り返し、やがて忘却の彼方で放置されています。

今日もぼんやりと、テレビコマーシャルを観ていたら「不用品を買い取ります」買い取った物は、バングラディシュ?で売ると言ってるのを聴き、ただで良いから引き取って欲しいなって、勿論新品をです。こんな時に若者なら、ネットで売り捌く手法を知ってると思うのに、悲しいかな老人は手も足も出せないと、今夜もちょっぴりぼやいています。

外に出て行くのが億劫で、家に閉じ籠ったままの一日でした。今日は何を食べようかと、パントリー代わりの洋間で見つけたのがトレー入りの「白がゆ」です。以前知人から戴いた物で3P入り、賞味期限を見れば5月、はやく食べなければと、昼と夜ご飯はお粥をレンジで温めて食べました。

お粥とくれば梅干しでしょう。冷蔵庫の一番上段のパックに入れてるのを取るのが大変、それでなくても身長が低くなり上まで手が届きにくくなっています。下から見上げても何が置かれてるのか判明し辛いので、折り畳みの椅子を持ち出して点検することにしました。

十年前なら高いところも平気で上れたのに、今じゃ怖くて気安く椅子に足を掛けることが出来ず、精神統一をして何とか上り、置き忘れた物たちを除けて、綺麗な布巾で拭きとります。本当はプラスチックの板を外し、洗いたかったけれど、上の一枚は外し方が分からず、拭き取るしか出来ませんでした。

何をするにも、高齢なるが故の行動許容範囲が限られ、思うように作業することが出来なくなりました。上に置かれた物と言えば、十数年前に買ったり、医院で渡された薬です。いつか使う時が来るだろうと、大事に保管していた薬の多くを捨てたら、すっきりしました。今度冷蔵庫を買い替える時は、上の棚に手が届く低い物を買おうとしています。

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誕生日:
1931/03/05
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冥土のほとりを歩きつつ、ブログ。
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