電話のメロディーにいそいそと受話器を耳を当てたのに暫くは無言です。堪りかねて「もしもし」と相手をうながすと、やっと聞き覚えの有る声で「○○さん?」って、其の後はちょっとした社交辞令で、お久しぶりです。お元気ですか?から始まりますが、相手の用件は聞かなくても全てお見通しで、選挙が近くなると必ず声を掛けて来ます。
電話の向こうで「お宅に伺いたいけど中に簡単に入れないから 電話でお願いして居ます 参議院選挙に立候補する○○さんは立派な方だから七月の選挙には是非お願いします。お知り合いにも薦めて下さいね」 と言われたって、○○さんの事なんか全然知らないし、党自体もあんまり好きじゃ無いのに気易くお願いされても困るんです。一応ハイハイと安請け合いをしときました。
近くに住んでる人だから時々出会う事が有り、その度に家に遊びに来てと言われても其れほど親しい中でも無い方なのに、選挙が近くなるとエントランスの郵便受けに色んな印刷物を入れて行くので迷惑して居ます。昔ならいざ知らず今時の大阪のおばちゃんをバカにしちゃ~いけないよ、みんな自分なりのポリシーを持ってるんだからって言いたいのをグッと我慢して、平和主義を自認している私は穏やかに電話を切ります。{ひょっとして其の人が当選したら 良かったね~応援した甲斐が有ったわ。なんて言ったりして、ホント嫌な人間性ですね~}
薬局に行った時に「ちゃんと服用して居ますか?」と訊かれ、先生に告げたように言うと「食事の途中に思い出したら其の時でも良いから飲んで下さい。完全に忘れた時は飲むのを辞めて、夜一回だけにして下さい」と、ちょっと叱られてる雰囲気です。薬剤師さんはクスリの専門家だし、ドクターは病気を治して下さる先生ですが、一方では柔軟なのに、一方は小難しくおっしゃるし、ま、飲み手の自由にさせて頂くさと思って居ます。{偉いとは関係なく、どっちの言葉を信じれば良いのかな?}
残念ながら足がつるのは飲みクスリだけでは頼りにならず、自分なりに足の裏や甲とか脹ら脛{ふくらはぎ}などに点温膏{てんうんこう}をペタペタと貼りまくり、やっと痛みから逃れていますが、先日からの腰痛も此の膏薬で大分和らいで来ているので、折角検索した鍼灸院へは料金も張ることだしパスすることにしました。結論は身体の異常は優れたドクターや薬剤師さんの助力も必要だけど、自分の痛みは自分なりに解決しなければと言うことのようです。
いくら自分が望んでも死後の事はあとに遺された人達の裁量で行われるから、言い残しても無駄だと思うし、私自身は死後の事には全然興味が無いと返事をしました。霊の世界が有るのか無いのかも知りたいと言われても困ります。どうやら輪廻転生{りんねてんせい}を心配して居るようです。{心配したってどうにもなりゃしないさ}
世の中には霊界を信じる人も居れば、宗教に無頓着な人間も居ます。元々宗教心の無い私に向かって死後の事を相談するのは間違ってるし、死後の心配をするより現在の生活が大変なんだから、こんな話は勘弁してよと言いたいのです。私的には生きている此の世界に極楽が有り、地獄が有ると思っているので、死んだ先に霊界が存在すると言われても未知の世界の事は信じて居ません。{彼の世に逝って体験した事を此の世に伝えてよ}
昨日行ったフランス料理店のお話を、と言ってもグルメの人には珍しく無いと思いますが、私的にはちょっと変わってたので書いてみたいのです。店側が60分待ちと書いてくれてるんだから、店頭に置かれたメモに名前を書き込み時間潰しの間にその辺を彷徨{うろつ}いてきて、時間が来れば店の人が順番に名前を確認しながら呼び込んでくれます。
外で待ってた殆どのお客が同時に店内へ招かれて着席するのです。ウエートレスが「ほーれんそうを練り混んだ物で御座います 黒コショウとお塩を付けてお召し上がり下さい」と、既にセッティングされたお皿の上に長方形のパンを各テーブルに順番に配って行きます。お客は言われた通りに食べると、無くなった頃を見計らい次ぎの物が又順番に運ばれ、各テーブル毎に同じ説明をして行きます。
北海道のジャガイモをすりつぶしたスープや大きな平皿に生野菜が30種類入っていると言い、動物のエサかと思うくらい山のように盛られた物が出てきたのを見て、野菜嫌いな人は大変だと思いながら薦められたドレッシングを掛けて全部たいらげました。一つの容器の物を食べ終わると次ぎに出てくる迄お客は会話をしながらおとなしく待ちます。
全部で六種類?くらい出て来たでしょうか、最後に小さな容器に入ったアイスクリームと小型のガラスのコップに入ったムースで終了となるようで、と言う事は店内のお客全員が食べ終わりもほぼ同じです。お帰りはこちらとは言われなくても食べ終わってゆっくりしていられない雰囲気だったので勘定を済ませてそそくさとお店を出ますが、店内に入って最初にテーブルが小さいなと不思議でしたが食品が一品づつ運ばれて来るのを見てやっと納得出来ました。
腰痛だと言うのに最後のチャンスだとばかり、痛む腰を庇「かば}いながら国外へ旅立とうと今日旅行社に申し込みに行きました。旅に出るまでに鍼灸院で腰痛を治療して頂き長旅に備えなければと気ばかり焦ります。夜中に起きて場所を調べた割には完全予約と書いて有った電話も掛けて居ないのです。本気で治す気が有るのかと躊躇{ちゅうちょ}している自分を疑いたくなります。
旅行社に行く前に先ずランチと言うことで、色んなお店を物色した揚げ句、今日はフランス料理店にしようと決めました。表に60分待ちと書かれたのを見ても待つ事にします。店頭に置かれたメモに名前を書き、外に置かれた椅子に座って旅行プランを練ってる間に名前が呼ばれ店内に案内されて、テーブルに着くと出される物の説明をしながら一品が運ばれ、食べ終わると次ぎの物がと、メイン以外は全てあちら任せの物が運ばれて来るという、こんな事って始めての面白い経験でした。