しゃっくりから、回想

子供から若いころまでは、よく出ていたしゃっくりが数十年振りにいきなり出てきたのでビックリしました。子供だった頃は息をするのを我慢したり、首を押さえたりして何とか止めようとしたものです。大分成人してからやっとしゃっくりの止め方を会得しました。

孫娘がよくしゃっくりをするので、「何でも良いから飲み物をゆっくり飲んでごらん」って教えてあげると、コップ一杯の飲み物を飲んだ途端にウソのようにしゃっくりがとまっています。今までに何度も経験済みなので今日私も飲み物を飲んでしゃっくりをとめました。

昔からおばあちゃんの知恵袋って言いますが、何の知恵も持っていないおば～ちゃんは情けないものです。やっとこさ教えてあげられる事がしゃっくりの止め方だけとはお恥ずかしい。掃除機の無い頃は畳みをほうきで掃くときはお茶がらを撒くか、新聞紙をちぎって水で濡らしてホコリを立てないように掃き取るんだと祖母に教えてもらいました。

靴の中の湿気は新聞を丸めて入れとけば湿気が取れて良いとか、天ぷらを揚げた時の油とりにも新聞紙が活躍していたのが思い出されます。先人から色んな知恵を授けて貰った事が、物が豊富になった今じゃ～通用しなくなってる事ばかりです。

昔の新聞は読むだけの物でなく、濡らしてガラスの汚れ落としや瀬戸物、ガラスコップ類などワレモノの保護に活躍していました。今はお洒落に包装する物や衛生的な物が出てきて新聞紙はお呼びじゃないと言うか、読んだ後の始末が面倒な物に成り下がってるようです。まさかこんな時代になるとは想像が出来ませんでした。